ホキ2610

ホキ2610

 宇都宮貨物ターミナルの保管車両は前から有名で、通るたびに気になっていました。先日、父から「ウタの保管車両を 潰そうとしたけどもったいないからやめたらしい」と聞き、そういえば川崎でもナントカ興産がバリバリ潰してるし、 自分だって日々の仕事を顧みれば成仏させた車両が数両・・・これはヤバいっと思いウタの気が変わらないうちに見に行ってきました。

 とはいえ、出張のお供のNAVITIMEもウタ近辺の地図はテキトーで、最寄の石橋駅から歩くことにしました。線路を遠くに 見ながら歩いていくと、農地の中へ・・・藪漕ぎは覚悟していましたが(山さ行がねがの管理人さんみたいに)、農地は まずい、特に周りに人がいない承諾も得られないしまずいな〜と思い、とりあえず交渉用にさっとサングラスから普通メガネへ変身っ!少し良い人になったところで 突き進むと石橋あやめ園さんの敷地でした。ちょうどおやつの時間だったのであやめまんじゅう(100円ナリ。結構デカイ)を 買いつつ、聞き込みをしたところ、宇都宮貨物ターミナルへ行きたいと思われたようで「踏切を渡って〜」とか案内されちゃいましたが、 放置されている貨車の話をすると、別の方が「あぁ変な貨車ね、すぐ横に置いてあるよ〜。ずっと使っていないみたいだけど」 と教えて頂きました。園内からはヨ3500、ホキ2500、ホキ800、コキ9100、コサ900、ホキ700、ヤ550、ワフ・・・と見えますが、 途中から山になってしまい、ヨ5000やク5000、コキ5500は見えません。最もこれらは模型で製品化されているので、まぁいいですけど。

 また、途中宇都宮線との境界の柵が壊れているので、くれぐれも人身グッズのお世話になったり電車を止めないように注意が必要です。 とはいえ、間近に見れてあやめもあり、なかなか良いところです。下草を刈ってもらえると良いのと新幹線の橋脚が邪魔(←失礼っ)ですが、 まぁこれだけのコンディションを保っていられるのも橋脚のおかげ、きちんと保管してもらいたいのはやまやまですが、 解体よりはマシですね。 

 ところで・・・このホキ2500、国鉄時代に廃車になった車両がいたんですね。てっきりホキ2800あたりかと思いました。 下手くそな武甲〜高麗川の標記、ひどいですw

ホキ708
ホキ708

 これは初めてまじまじと見ました。ただホキ800も一緒にありますが、まだもっと先に現役ピカピカがいましたが・・・

コキ9100
コキ9100

 いや〜感動。荷受梁とか激写しちゃいました。・・・一番見たかったスパナ入れ?あたりは分からず。

コサ901
コサ901
コサ901

 コサ900も詳細図面が無い上に設計した方のお話を聞けていないので、緊締装置辺りの構造は実車を見て納得。 コサ900もコキ9100も上面が黒っぽいですが、コケでしょうか。それとも滑り止め?ローンテックス塗布ってこともないでしょうから 汚れなんでしょうね。ちなみにコサ900の上面は抜けてなく、平でした(これは宇都宮線から確認できました)。

ヤ565
ヤ565

 学研の図鑑で見て以来です。ポンプみたいのがあったり、これも一度は模型で見てみたい車両です。沿線で農薬なんか 撒くんじゃないっていう話はともかく・・・

トキ15000
トキ15000

 う〜ん、木造なのによくぞ残っていてくれた・・・って感じです。車番が消えて名無しになりかけてます。

トラ55000
トラ55000ほか

 河合の貨車がいっぱい並んでます(笑)自然に並んでて放置車両の物悲しさがない感じです。

ワフ
ワフとか

 引き続き河合やKATOの貨車がいっぱい並んでます(笑)ク5000はトリコロールカラーでした。ク9000 かと思っていたのにちょっと残念です。

 どれも貴重・・・と思いますが未だに現役がいるホキ800やホキ2500がいたり、できればコキ1000を加えておいて 欲しかった・・・とちょっと微妙なセレクトですが(サラダバーやホテルの朝のバイキングで失敗した時みたい)、 コキ9100とコサ900を見たい私には大満足でした。

2008年5月5日(学研の図鑑でハァハァしていた童心に帰れた子供の日)
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